今どきの若者は検査しているか?
妊活をする数か月前の話をしようと思う。
我々夫婦は妊活をするにあたり、まず初めに風疹の抗体検査を行なった。
恥ずかしながら私は「妊婦が風疹に罹ると胎児に重大な障害が発生する」ということを知らなかった。
なので妊活をするならば、
夫婦ともに風疹の抗体が十分にあるかを確認する義務があると思う。
そのため妻から「まず風疹の抗体検査をしよう」と提案してくれた。
検査自体は単なる血液検査のため、
抗体検査を実施してくれるクリニックをネットで探し、HI法で検査をしてもらった。
市によっては風疹の抗体検査費用の補助をしてくれる行政もあるようだが、
残念ながらうちの市では対応していなかった。妊活に優しくない。
結局2名分の検査で諸々7000円ほどだった。
結果は1週間ほどで分かるとのことなので
採血したあとはそのまま帰宅。
妻も私も「幼少の頃に風疹ワクチン打ったから大丈夫だと思うな~」とのんきに会話していたものだ。
そして一週間後、検査結果を受け取った。
私の結果は・・・32倍、合格ラインである。
そして妻の結果は・・・8倍、アウトである。
なんと妻の風疹抗体価は不足していたのだ。
妻もまさか不足しているとは思っておらず、
「夫クンの方が生活習慣乱れてるのになんで!」とツッコまれてしまった。
ごもっともである。
そんな訳で妻は風疹ワクチンを接種することにした。
諸先輩はご存知かと思うが、風疹ワクチンを接種したら、
二ヶ月は妊活を中断する必要がある。
弱毒化したワクチンとはいえ、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるからだ。
そんなわけで思わぬところで妊活の足止めを食らってしまっていた。
それでも産まれてきてくれる子が
少しでも健康である確率を上げられたのでよかったと思っている。
ただ、今の若者は我々と同じように
風疹抗体検査を実施しているのだろうか?と思う。
家庭によっては幼少期に風疹ワクチンを接種していない若者もいると思う。
だからといって友人に「風疹の抗体検査した?」と聞くと
「え?もしかして妊活してんの?」と聞き返されてしまう気がするので聞けない。
例え私の友人であっても、この手の話題で話すのを妻が嫌がる可能性があるため、
妊娠がらみの話題はまだ友人とはしたくないと思っている。
風疹感染に伴って先天性障害を持ってしまった子の事例も年に数件あるようなので
初めて妊活する夫婦には必ず風疹抗体検査を実施してもらいたいと思った。